書評記事 渡辺慧ブラックホール対称性多様体 第9話 ミラー『ブラックホールを見つけた男』を読み解く ❖ 理系書探訪【書評記事】 ◉ 巨大な質量をもつ恒星が、勢いを失って膨張し自重を支え切れなくなって崩壊する、というワクワクするシナリオがあります。崩壊の結果、星を形成する物質は圧し潰されて “固くなる” ものの、いずれは重力と釣り合って平衡するはず。ところが、英国行客船のデッキで、ふと思いついて,白色矮星を構成するプラズマ状物質内の電子の速度を、... 2024年12月20日 探訪堂主人
NDL通信 寺田寅彦伏見康治解析力学数理物理 第2報 「数理物理学の方法」の名著を国会図書館/個人送信サービスで読む ❖ 理系書探訪【NDL通信】 ◉ 数理物理学の数学的方法の教科書といえば、何といっても、クーラン=ヒルベルト『数理物理学の方法』全4巻です。今回は、このクーラン=ヒルベルト『数理物理学の方法』とアヒエゼル/グラズマンの『ヒルベルト空間論』を中心に、ヒルベルトの評伝なども取り上げて紹介します。... 2024年5月17日 探訪堂主人
書評記事 解析力学多様体 第2話 服部晶夫『多様体 増補版』/志賀浩二『多様体論』を読む ❖ 理系書探訪【書評記事】 ◉ 現代数学の中心概念のひとつ、“多様体” は非線形科学の数学的舞台であり、曲線や曲面の概念を一般の次元に拡張/抽象化して得られる。今回は、先輩に「M を多様体、T(TM) を接バンドルの接バンドルとして、、、」などと言われて目を丸くしている新人さんのために、可微分多様体論の代表的な教科書2冊を中心にとりあげて紹介しよ... 2024年4月12日 探訪堂主人
NDL通信 渡辺慧伏見康治対称性解析力学 第1報「解析力学」の名著を国会図書館/個人送信サービスで読む ❖ 理系書探訪【NDL通信】 ◉ 現代物理学や動的システム論を基礎づける解析力学の名著、ゴールドスタイン『古典力学(第3版)』、アーノルド『古典力学の数学的方法』は、2021年6月の法律改正によって国立国会図書館の個人送信サービスにより手元端末で読める時代になりました。この文書では、解析力学の概要とネットで読める上記2書のほか、伏見康治『力学』など... 2024年3月29日 探訪堂主人